スピードと視覚
速い生活への順応
スピード感があってスリル満点!! などと言うが、これは普段の歩いている2足生活とは違う視覚からの影響が大きい。
乗り物に乗れば、車窓からの景色は前から後ろへ流れて、とても見にくいことは子供でも知っている。
車を運転すると言うことは、そのような視覚特性の中で、安全に目的地まで行くと言うことです。
現在では、車などの速い乗り物を運転することが普通になり、そのような速い生活に順応することが必要になって来ました。
視覚特性があること
速い生活での視覚特性は、歩いただけでも横の物が見えにくくなるので実感できます。
これが、自転車や、車や、飛行機と言う速い乗り物になるに従って、よく見える範囲が限られて来ます。
車を運転する様な速い生活では、動いている物からの視覚の特性を「動体視野」や「動体視力」と言い、この特性を知っていることが大切です。
動体視野とは
動体視野は、スピードが速くなるとともに、視野が狭くなって行く特性です(上の写真参照)。
止まっている時の視野は約200°と言われています。
時速40km/hでは、静止している時の約1/2の狭い視野範囲になります。
スピードが上がるにつれ視点が遠くに移動するので、よく見えるのは遠くの注視点付近になる。
適正な注視点とは
60km/hの速度以下では、速度計の読みの3倍以上のメートル。
60km/hの速度以上では、速度計の読みの4〜5倍以上のメートル。
動体視力とは
動体視力は、スピードが速くなるとともに、見えにくくなって行く特性です(上の写真参照)。
静体視力1.2の場合の平均的な視力の低下は、10km/h時=1.0、29km/h時=0.8、54km/h時=0.7、72km/h時=0.6 です。
ポイント
視野特性から安全をつかむには…
私たちは、いつもの歩く2足生活から、車などに乗る速い生活が一般的になって来ました。
この速い生活の中では、スピードとともに変わる視野特性があることを述べて来ました。
しかし、車などのスピードが出ているものには、2足生活で経験出来ない大きな慣性力も働いています。
その為に、すぐに車は止まれずに交通事故が起きたりします。
交通事故に遭わない、起こさない為には、この動体慣性力も知った運転が必要です。
急ブレーキを掛ける様な運転は、やめましょう。
その為にも、この視野特性を知って、安全運転をすることがとても大切です。
- わき見はせず、1点を見つめず、視点を広く動かして、情報を早く、広くつかむことが大切です。
- 見通しが良く、広く、走りやすい道路などでは、実際のスピードより遅い錯覚になりやすいので、スピードの出し過ぎに注意しましょう。














